Nothing Ventured Nothing Gained!!

最近思うことを綴っています。

こういうの4回目なんすよ。

 

タイトルは何の回数なのでしょうか。

答えは「これ、やってみよう!」って着想したビジネスプランを一旦休止する決断をした回数です。

 

前回のエントリーでマンガメディア→人材紹介の事業を一旦休止する決断を書きました。以下

harukifujii.hatenablog.com

 

 

これが4回目だったわけですが、それまでの3回の事業プランと決断理由をまとめてみたいと思います。なぜか。というのも全部根底にある成したいこと、一旦休止した理由とシチュエーションが一緒だったからです。

 

①伝統工芸の消滅を食い止めろ!プロジェクト

②スポーツ選手のセカンドキャリアに変革を!プロジェクト

③医者不足の途上国に光を!プロジェクト

④漫画家に新たなデビュー経路を!プロジェクト

 

ここ先から一つずつプロジェクトの着想の背景とか込められていた思いとかを綴るのでめちゃくちゃ長くなりますw

<着想の背景エピソードやプロジェクトにかける思い>

<どうして一旦休止に至ったか>

の二つのテーマをプロジェクトごとにまとめていきます。

 

①伝統工芸の消滅を食い止めろ!プロジェクト

2016.2月~3月 

<着想の背景エピソードやプロジェクトにかける思い>

NHKの番組かなんかで京都の染物屋さんの特集をやってました。江戸時代から続く老舗でその工房の染物が出てきた時トリハダがたちました。番組の最後にあるテロップが流れました。

 

「この工房は〇〇さんがご逝去されたため、先月閉鎖いたしました。」

 

はい??閉鎖??

 

この一件により彼が織りなす、あの染物は金輪際見れなくなってしまいました。

こんなにも刹那的に素晴らしいものは無くなってしまうのかと途方にくれました。

そこで後継者を生み出し、そして残すにはどうすればいいのかと考えるに至り、勝手に個人的にプロジェクトが発足しました。メンバーは当然僕だけです。←これ大事。なぜかは後にわかります。

 

事業相談をしていく中で、後継者以前に伝統工芸品の現代における価値が社会に伝わっていないのでは?とある方からアドバイスをいただきました。アドバイスをいただいてから参考例探しをしていてこの記事に出会いました。

business.nikkeibp.co.jp

 

海外で南部鉄器の質の高さが注目されていました。これや!

そこで工芸品の職人さんとその工芸品を生かすアイデアを持ってる人をマッチングする手法を思いつきました。

その後にマッチングによって新しくプロデュースされた商品を海外・日本の富裕層向けにECサービスを展開。これにより工房の経済的存続のための収益化を実現。バイヤーに「こんなの買いました!この工房で人材募集してます!」というような宣伝・公募をすることを条件に加えます。その結果、海外・日本から意志ある後継者候補が集まるというようなイメージをしていました。全てアイデアベースですが。これにより国内外での日本文化の素晴らしさの再認識→工房の経済的存続→工房の本質的な存続を実現をしている予定でした。

 

<どうして一旦休止に至ったか>

・職人さんの中では、古いしきたりによりどこから連れられてきたかわからない者を受け入れない文化が残っていることを知るat 秋田県。日本全国津々浦々回ったらわかりませんが。

 

・どの工房、どの職人さん、どの工芸品を守りたいという思いが無く、薄い当事者意識により一時的に突き動かされていただけであった。←これ大事。なぜかは後にわかります。

 

②スポーツ選手のセカンドキャリアに変革を!プロジェクト

2016.2月~3月  

<着想の背景エピソードやプロジェクトにかける思い>

放送されると毎回見る番組があります。

www.tbs.co.jp

 

高校球児時代、大学野球時代に活躍してプロ野球界に入った野球選手達が突然の戦力外通告を告げられる。トライアウトを受けたり、野球とは全く関係のない道に進んだり。

トライアウト後に連絡が来たのは地域リーグで年収は200万円以下。加えて妻と子がいる。それでも妻は「野球をしてるあなたが好き。後悔がなくなるまで頑張って。」と送り出してくれる。なんとも言えぬツライ現実があることを知りました。

家族は苦しい生活を強いられ、そんな父親の姿を見る子供は何を思うのだろうか。

本当は野球選手や他のスポーツ選手になることは子供たちにとって、輝かしい夢となるはずのもの。それが子どもたちは家族を苦しめてしまうのなら目指してはいけない職業なのではないかと思ってしまうかもしれない。

 

これはどうにかならんのかな。と思い、またもや勝手に個人的にプロジェクトが発足しました。メンバーは当然僕だけです。2回目

 

僕の中で「予防と準備」というキーワードが浮かびました。予防の観点で戦力外を告げられる前に自らが引退した後はどんな人生を歩みたいのかなどを考える時間を作るべきでは?と思いつき、スポーツ選手としてファーストキャリアを歩みその後に全く違ったセカンドキャリアを歩んでいる人に講演などをしてもらうキャリア教育のコンテンツがいいのではとなりました。ちょうどその頃、横浜DeNAベイスターズの南場さんにお会いする機会があり、DeNAの新規事業としてプレゼンしようと決めました。

 

その他に準備という観点でプログラミングスキルを空き時間にゲーム感覚で学べるようなスクール事業を武雄市などでプログラミング教育に燃えているまたもやDeNAと連携してやってみようかなと思いつきました。コードを書けるようになれば受託とかで食いつなげるので、最低限の家族への養いになると感じました。

 

<どうして一旦休止に至ったか>

・セカンドキャリアについて考えることは大事なのだが、子供の頃から描いてきた野球選手としてのファーストキャリアが疎かになったら元も子もないと気づいた。

 

・特定の選手、その家族を守りたいという思いが無く、薄い当事者意識により一時的に突き動かされていただけであった。

 

結局南場さんにもプレゼンをしませんでした。

 

③医者不足の途上国に光を!プロジェクト

2016.4月~5月 

<着想の背景エピソードやプロジェクトにかける思い>

ある日youtubeを漁っていたら、この人の情熱大陸にたどり着きました。

dogatch.jp

 

カンボジアの取り上げられている地域ではその病気を治すことができる医師がいませんでした。そこで岩田さんが月に一度訪問して滞在期間中に一気に手術をしていました。しかも無償で。しかし彼一人だけでは救えない命はたくさんありました。

 

これはどうにかならんのかな。と思い、またもや勝手に個人的にプロジェクトが発足しました。メンバーは当然僕だけです。3回目

 

手法として、途上国の医学生・インターン生に対して、難しい病気の手術シーンから様々な症状からどういう診断をするのかのケーススタディまでをまとめた動画を作成すればいいのではないかと思いつきました。これにより、更なる医療技術の向上が見込まれます。さらに医療従事者ではない人に対して簡単な病気の予防法などをまとめた動画を作り、その動画を週に1度とかで村人が集まるところで放映してもいいのかなとなりました。これにより人々に公衆衛生の基本的な知識がつき、医者の手が必要でない患者を診察しなくて済み、本当に医者が診察しなくてはならない患者に手が回るようになります。

 

<どうして一旦休止に至ったか>

 

・医療従事者曰く医療技術はやはり実際に自分で経験しないと身につかないらしい。動画でのインプットには限界があるとのこと。

 

・北海道のある大学病院で似たような活動が本格的に始まっているらしい。

 

・特定の途上国の地域・特定の救いたい患者がいなかったため薄い当事者意識により一時的に突き動かされていただけであった。

 

④漫画家に新たなデビュー経路を!プロジェクト

2016.7月 

<着想の背景エピソードやプロジェクトにかける思い>

ある二つのマンガにより漫画家の苦労を知りました。

バクマン

bakuman-movie.com

 

G戦場ヘブンズドア

sokuyomi.jp

 

どちらも漫画家を描いた作品なのですが、作家さんはめちゃくちゃ苦労して4徹とかして原稿描き切ったりしてるのに一向にデビューできない現実があることを知りました。

デビューしたはいいものの読者アンケートの結果が振るわないと連載は打ち切りになってしまうそうです。漫画として伝えたいことはそこではないような気はしますが、僕はそこばかり気になってしまい、またもや勝手に個人的にプロジェクトが発足しました。メンバーは当然僕だけです。4回目

 

手法に関しては前回のエントリーに記載したため割愛。

 

<どうして一旦休止に至ったか>

 

同じく前回のエントリーに記載したため割愛。

構成上簡潔に述べると特定の漫画家さんや何者かがいなかったため薄い当事者意識により一時的に突き動かされていただけであったから。

 

以上が4つのプロジェクトのまとめです。

改めて共通点をまとめたいと思います。

 

・どれも社会にある「不」の解決にフォーカスされている。まるでネクストさんみたいですね。

・実行者は一旦休止まで自分一人だけ。

薄い当事者意識により一時的に突き動かされていた。

 

 どれも成功すると社会的に意味のあるものになる。しかしその問題特定を一次情報から成されているわけではないので強い意志として長続きしなかったということです。

 

どのプロジェクトも意志ある人がやっていたら、確実にヒットするものだと感じています。実際に世に出ていないのでなんとも言えませんが。しかしその実行者は振り返ってみると自分ではありませんでした。

 

ここから見出せるこれからプロジェクトを始める上で大切にしていきたいことを並べると

・引き続き社会にある「不」の解決にフォーカス。自分のビジョンとして「世界中の人々がいま置かれている状況から『よし、頑張ろ!』って思える社会」を創る。というものがあるから。でも単純にワクワクするものでもいいような気はしてきたw

 

仲間と一緒に始める。今まで一人で思いついて、煮詰まって、諦めるに至っていた。それを払拭したい。仲間と描く未来はどんなものなのか見てみたいという単純なワクワクから。今まで自分の中で定まっていないものに他人を巻き込むのを恐れていたが、その恐怖から脱出しようと思う。

 

自分の目で耳で肌で、社会の「不」に悩まされているもしくは自分がワクワクするものに触れる。そこから着想する。自分に何か直接的に影響を受けたものでないと強い当事者意識は生まれないという仮説から。

 

いつも思いつくのは偶然だけど、この観点を大事にまた新たに興していきたいと思います。最近はロケット・スポーツ・幼児教育に興味があります!!

 

ここもうチョイ深く聞いてみたいというようなことがありましたら、気軽にコメントやメッセを送ってください!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

Nothing Ventured Nothing Gained!!

藤井遥己👋